アクセント acento
 たんに強勢ともいう。ポルトガル語のアクセントは強勢アクセント。原則的に後ろから2番目の音節に強勢がおかれる。開音節に強勢が置かれる場合その音節は一般に強勢のない音節よりも相当に長く発音される。以下の波形図を参照。


それぞれの音の長さを計測すると以下のとおり。
/t/:48ms, /u/1:256ms, /d/:25.5ms, /u/2:46.5ms
以上から、単純に/u/1の長さ、すなわち強勢のある母音/u/の長さを、/u/2 の長さ、すなわち語末の無強勢の母音/u/の長さで割ると、5.50という数字が出る。おおざっぱに言えば、強勢のある母音は無強勢の母音の5倍以上の長さを持つ、ということが言える。これだけの差があれば、長音をあらわす、[:]を導入するのに十分に合理的な理由といえる。
(2002.01.04作成 © Shiro Iyanaga)


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