イベロ・ロマンス語 línguas ibero-românicas
 俗ラテン語の派生語。
 ローマ帝国の、ヨーロッパ各地への伸張にともなって、ローマ人たちが話していた俗ラテン語が、ヨーロッパ各地へ運ばれていき、この俗ラテン語が、各地で方言分化を起こしながらも、原住民の言語を抑えて、公用語としての地位を獲得した。
 これらの地域の総称をロマニアと言い、なかでもイベロ・ロマニア(イベリア半島)で話されていたのが、イベロ・ロマンス語である。これから派生した現代語にはカタロニア語、スペイン語、ポルトガル語、ガリシア語などがある。


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