分綴法(ぶんてつほう) translineação, hifenização
 綴りの長い単語が行末に来た時に、特定の箇所で分割してハイフンで繋ぎ次の行に送る。この分割の方法にかんする正書法上のきまりをいう。英語のhyphonetion をそのままカタカナにしたハイフネーションという呼び方も最近ではよく使われる。
 ポルトガル語では語中の -rr-, -ss- の分綴は語末に一文字のこし次の行に同じ文字ではじめる、あるいはハイフンをふくむ複合語は語末にハイフンを残し、次の行の行頭もハイフンではじめる、というような規則がある。
 かつては正しい分綴により行末をそろえるのは熟練したタイピストの特殊技能であったが、コンピューターによる行末処理が容易になった今日では語間スペースが開きすぎた時の調整の際、まれに必要となる知識であろう。正しい分綴は辞書によって知ることができる。
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