過去未来形(直説法) Presente do condicional | Futuro do Pretérito do Indicativo
 直説法時称のひとつ。ポルトガル文法用語一覧表(NPB)では条件法(modo condicional) という叙法のひとつとして条件法・現在形と呼ばれる。日本におけるポルトガル語文法用語としてはブラジル文法用語一覧表(NGB)にしたがった直説法・過去未来形が一般的である。

 時称としては過去の基準点からみて時間的にあとに状況を位置づける。
(1) Eram 20 horas na hora japonesa. Dali a uma hora e meia, o avião chegaria a Tóquio. 日本時間で20時だった. あと1時間半で飛行機は東京に着くはずだった.

 また条件文において目下の現実に反する条件の帰結を表す主節にもちいられる。
(2) Se eu não estivesse em serviço agora, iria ver o filme. 今勤務中でなければ映画を見に行くところだが.

 条件文の帰結節が独立した形で願望、丁寧な依頼などを表現する場合もあるが、現代PEではこの意味ではほぼ半過去形にとって代わられていると言ってよい。
(3) Queria falar com o senhor Santos. サントスさんとお話ししたいのですが.
(4) Gostava de comer alguma coisa leve. 何か軽い食事をしたいのですが.

 現代PBではPEに比して直説法・過去未来形が定型表現としてよく用いられる。
(5) Você poderia me emprestar 10 mil ienes? 1万円かしてくれませんか.


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