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数字といえば現代ではアラビア数字(1,2,3...) が普通であるが、ローマ数字(I, II, III...) も書籍における章を示す場合、時計の盤面、などに用いられることがある。またポルトガル語圏ではローマ時代以来の碑文や建造物をはじめ公共の場所でも頻繁にローマ数字の表記を目にする事が出来る。かつては本の出版年などを西暦年を示す場合に用いられていた。
ローマ数字は以下の7種類の大文字を基礎としてこれらの組み合わせで表記する。
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文字
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I
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V
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X
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L
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C
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D
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M
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数値
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1
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5
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10
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50
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100
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500
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1000
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これらの基礎的な数値を中心にしてこれらの数値の左右に他の値をおくことで差し引いたり加えたりする。
たとえばV(=5)を中心としてて左にI(=1) を置くことで以下のように計算して値を示している。
IV=5-1=4
またV(=5)を中心として右にI(=1) を置くことで以下のように計算した結果を示している。
VI=5+1=6
同様に
123=CXXIII,
678=DCLIIVIII
1234=MCCXXXIV,
1678=MDCLXXVIII
2013=MMXIII
と表示する。認識に際して瞬時に足し算、引き算を求められるという意味で、アラビア数字のほうが使いやすいと言える。4,000以上の数の表示にはもちいられない。
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