叙述動詞(verbo copulativo|verbo de ligação) の必須構成要素のうち主語について叙述する要素を主格補語と言う。具体的には名詞相当語句、形容詞相当語句、前置詞句などが補語となる。
|
(1) A Gisele é brasileira. ジゼールはブラジル人です.
(3) Eu estava de pé. 私は立っていた.
|
主格補語は叙述動詞以外の動詞ともしばしば共起する。以下の doente は主格補語である。
|
(4) A Maria chegou doente a casa. マリーアは体調を崩して家に戻った.
|
この文は以下の4a, 4bの和であると説明される。
|
(4a) A Maria chegou a casa. マリーアは家に戻った.
(4b) A Maria estava doente. マリーアは体調を崩していた.
|
一般に簡単のために「補語」という場合は多くの場合主格補語を指す。また主語と述語動詞以外の文構成要素をまとめてcomplementos と呼び、この訳語として「補語」が用いられることもあるので注意が必要である。
